2007 |
09,17 |
«最近読んだ本達»
44「幻夜」 東野 圭吾
お勧め度:★★★★☆
「白夜行」の続編です。
より確信的になった主人公の冷酷さが印象的な作品です。
45「太陽の塔」 森見 登美彦
お勧め度:★★★★★
Strangerな話なんですが、バカバカしくてとにかく笑えます。
面白いです。本屋大賞1位なのも頷けます。
この作者、今後もかなり注目していきたいと思います。
46「葉桜の季節に君を想うということ」 歌野 晶午
お勧め度:★★★★☆
これほど、予想を裏切る展開なミステリーは、初めてです。
完全にやられました。
47「ぬるい眠り」 江國 香織
お勧め度:★☆☆☆☆
作品自体も、ぬるーい感じで面白くなかったです。
48~51「不毛地帯1-4」 山崎 豊子
お勧め度:★★★★☆
第2次世界大戦からの復興の過程の汚い部分ときれいな部分がうまく表現されています。
納得できない考え方もありましたが、当時の世界観みたいなものが伝わってきました。
52「福音の少年」 あさの あつこ
お勧め度:★☆☆☆☆
あまりにも暗すぎです。
さすがにやりすぎでしょう・・
53「真夜中の神話」 真保 裕一
お勧め度:★★★☆☆
そんなにつまらない話ではないんですが、いまいち印象に残らない作品でした。
54「ななつのこ」 加納 朋子
お勧め度:★★★★☆
7つの話がつながっていく感じが面白いです。
1つ1つの話も寓話的な要素を取り込みよくできていると思います。
55~56「真夜中の5分前 side-A,side-B」 本多 孝好
お勧め度:★★★★★
生きる事に積極的でない主人公の、内面の変化の描写が絶妙にうまいと思いました。
存在の定義みたいなものを考えさせられます。
57「東京DOLL」 石田 衣良
お勧め度:★★☆☆☆
どうも話が薄いです。
知識の断片を集めて作りました的な話で、いまいちでした。