2007 |
04,07 |
«最近読んだ本達»
10 「魔王」 伊坂 幸太郎
お勧め度:★★★☆☆
「紙を二十五回折り畳むとどれくらいの厚さになるのかっていうクイズがあったんだ。どれくらいになるか、答え、知ってる?」
「5メートルくらい?」
「正解は、富士山くらいなんだってさ」
「天才の政治家よりも、もっと厄介なのはさ」
「大衆だよ。しかも、大衆の役割を忘れた大衆で、言っちゃえば、大衆の才能のない大衆だよ。頭が良くて、偉そうで、そういう人たちが、一番、厄介だ」
やっかいな天才の政治家も大衆の役割を忘れた大衆も日本にはいないですね。
いるのは、マスコミに踊らされる扱いやすい大衆のみ。
11 「夜のピクニック」 恩田 陸
お勧め度:★★★★★
読み終わった後、すがすがしい気持ちになれます。
12 「陽気なギャングが地球を回す」 伊坂 幸太郎
お勧め度:★★★★☆
人の上に立つ人間に必要な仕事は、「決断すること」「責任を取ること」の2つしかない。
まったくそのとおりですね。
できていない人が多すぎです。
映画化されているみたいです。
今度、見ようと思ってます。
13 「影踏み」 横山 秀夫
お勧め度:★★★☆☆
横山 秀夫が、いつもの警察官の目線ではなく、犯罪者の目線で描いた作品ですが、ちょっとワンパターン過ぎるかなって感じがしました。
14 「六番目の小夜子」 恩田 陸
お勧め度:★★★★★
恩田 陸の作品は、読んだ後のすっきりとする感じはピカ一ですね。
気持ちが沈んでるときに読むといいかもしれません。
15 「フィッシュストーリー」 伊坂 幸太郎
お勧め度:★★★☆☆
伊坂 幸太郎の最新作です。
面白いのですが、強烈なインパクトはなかったです。
16 「チルドレン」 伊坂 幸太郎
お勧め度:★★★★☆
伊坂 幸太郎の作品は期待して読んでしまうので、ちょっと評価が厳しいです。
普通じゃないことが、本質を見抜くという事への近道なのかな?と思いました。