2007 |
11,25 |
«最近読んだ本達»
58~59「サウスバウンド」上下 奥田 英朗
お勧め度:★★★★☆
映画化されてました。
むちゃくちゃだけど、正しいかもしれないお話です。
設定が吹っ飛んでいるので、単純に楽しめます。
60「カカシの夏休み」 重松 清
お勧め度:★★★☆☆
ちょっと読むのが若かったかもしれません。
重松作品って、30台中盤くらいになってから、ぐっと心にきそうなものが多いですね。
61「十八の夏」 光原 百合
お勧め度:★★★☆☆
ほわっとした作品です。
まだまだ、読み手を引き込むものではありません。
今後に期待。
62「MISSING」 本多孝好
お勧め度:★★★★★
短編集の「蝉の証」が最高!!
公営住宅の敷地案内図によると、Aの一号棟からDの八号棟まで、三十二もの同じ形をした建物が並んでいることになる。宇宙人が来てこれを見たら、宇宙に向けて発したメッセージだと考えて、その意味を解析しようとするかもしれない。仮にこれが住居だと言い当てる事ができたなら、彼らはきっと、ヒトという種をここに押し込めた、ヒトより優位にあった種の痕跡を探そうとするだろう。
本多さんの、書く文章って、私の考えてる事をすぱっと言い表してくれます。
特にこの作品は、一級品でした。
63「遠い約束」 光原 百合
お勧め度:★★★☆☆
設定が甘いというか、ちょっとチープな感じがしてしまいます。
64「週末のフール」 伊坂幸太郎
お勧め度:★★★★☆
作中のキックボクサーの台詞にしびれました。
「あなたは、あと何年生きるつもりで、今を生きているんですか?」
確かにそうだよな~
65「ALONE TOGETHER」 本多 孝好
お勧め度:★★☆☆☆
本多孝好っぽくない作品です。
期待してたのに、残念。
66「交渉人」 五十嵐 貴久
お勧め度:★★★☆☆
最初は面白かったんですが、器用貧乏になってたかも、テーマを一本に絞って欲しかったです。
67「世界中が雨だったら」 市川 拓司
お勧め度:★★★☆☆
市川作品の中では、あんまりです。
ちょっとピントがぼやけた作品かなと思います。
68「いま、会いにゆきます」 市川 拓司
お勧め度:★★★★★
感動した!!
号泣でした。
先入観を捨てて、絶対に読むべきです。
映画の主演が、例の別れた夫婦じゃなければ、見たのに残念です。
69「カラフル」 森 絵都
お勧め度:★★★☆☆
最後の謎は、わざとわかりやすくしてるんだと思いますが、なんかいまいちでした。
70「生首に聞いてみろ」 法月 綸太郎
お勧め度:★★★★☆
このミス大賞を受賞した本格ミステリーです。
最初の退屈な300ページを読むことができれば、楽しめると思います。
さすがに描写が細かすぎて、やりすぎかなと思いました。
71「恋愛写真-もうひとつの物語」 市川 拓司
お勧め度:★★★★★
すごく切なくて、あたたかい気持ちになれるいい話です。
映画化もされているみたいです。
私は、市川作品に弱いみたいです。