2006 |
12,05 |
世界遺産の国内候補地が24件もあるそうです。
1. 青森県の縄文遺跡群(青森県)
2. ストーンサークル(秋田県)
3. 出羽三山と最上川が織りなす文化的景観(山形県)
4. 富岡製紙場と絹産業遺産群(群馬県)
5. 金と銀の島 佐渡(新潟県)
6. 城下町金沢の文化遺産群と文化的景観(石川県)
7. 霊峰白山と山麓の文化的景観(石川県、福井県、岐阜県)
8. 近世高岡の文化遺産群(富山県)
9. 若狭の社寺建造物群と文化的景観(福井県)
10. 善光寺(長野県)
11. 松本城(長野県)
12. 妻籠宿と中山道(長野県)
13. 飛騨高山の町並みと屋台(岐阜県)
14. 富士山(静岡県、山梨県)
15. 飛鳥・藤原(奈良県)
16. 三徳山(鳥取県)
17. 萩城・城下町及び明治維新関連遺跡群(山口県)
18. 錦帯橋と岩国の町割(山口県)
19. 四国八十八箇所霊場と遍路道(徳島県、高知県、愛媛県、香川県)
20. 九州・山口の近代化産業遺産群(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県、山口県)
21. 沖ノ島と関連遺産群(福岡県)
22. 長崎の協会群とキリスと教関連遺産(長崎県)
23. 宇佐・国東八幡文化遺産(大分県)
24. 竹富島・波照間島の文化的景観(沖縄県)
最近のブームなんですかね?
日本国内には綺麗な自然や歴史的な建造物等がたくさんあるので、24という数字は驚くほど多いという気はしませんが、どうもその裏にある利権が見え隠れしてなりません。
観光地として箔を付けたいが為というのなら、やめて欲しいな~というのが無責任な立場から言わせて貰うと本音です。
知床なんかは、登録されてから観光客が一気に増え、環境の汚染が進んでしまっているというのを聞いたことがあります。
なんか、本末転倒な結果ですよね。
そもそも世界遺産ってどうやって決められるんでしょうか?
文化庁によると以下の手順で登録が行われるそうです。
1.「暫定リスト」を作成し世界遺産委員会へ提出
2.推薦準備作業(「顕著な普遍的価値」の証明、国内における万全の保護措置)
3.推薦書作成
4.推薦の決定
5.推薦書(暫定版)を世界遺産委員会へ提出
6.推薦書を世界遺産委員会へ提出
7.国際記念物遺跡会議(ICOMOS)で審査(現地調査含む)
8.世界遺産委員会で審査・登録の可否を決定
7の現地調査ってのがいかにも怪しいですよね。
うがった意見かもしれませんが、オリンピックやワールドカップの様に勧誘合戦になっていて、一部の人が美味しい汁を啜ってるんじゃないかとかんぐってしまいます。
これ程にメジャーなものになってきているのだから、もうちょっとオープンな選定基準を決めた方がいいのでは?と思います。(登録数の限定も含めて。)
Jリーグみたいに入れ替え制なんかを導入すると面白いと思いますけどね。
(環境の保全状態が悪くなったものについては、資格剥奪のような感じで)
いずれにしても、オリンピックやワールドカップのように、ビジネスの道具になってしまうような事にはならないで欲しいです。
ちなみに現在のところ、国内の世界遺産は文化遺産が10件、自然遺産が3件の計13件登録されているそうです。
【自然遺産】
知床
屋久島
白神山地
【文化遺産】
古都京都の文化財
厳島神社
原爆ドーム
琉球王国のグスク及び関連遺産群
古都奈良の文化財
姫路城
日光の社寺
白川郷・五箇山の合掌造り集落
紀伊山地の礼状と参詣道
法隆寺地域の仏教建造物